SOSカードについて取り組みが活発化しています。
SOSカードは、我々パーキンソン病患者の特徴である、突然体が動かなくなったとき、周囲の皆様に助けを求めるものです。
患者といえども自分の身は自分で守るのが基本ですが、やはり限度があります。
どうしても社会からの温かい助けが必要となります。
このSOSカードの普及については、広島県支部の村山さん、笠間さんが推進力となって進めてまいりましたが、ここにきて一気に動きが加速しはじめました。
まず、大阪電気通信大学総合情報学部 デジタルゲーム学科倉地先生(グラフィックデザインゼミ)からSOSカードのデザインについてご提案をいたき、ハイセンスなカードに向けて力をいただいています。
またありがたいことに、地元公共交通機関である広島電鉄様や、アストラムライン様が駅にパーキンソン病の症状とSOSカード周知のためのポスターを掲示いただくとともに、広島電鉄様におかれましては、社内教育も実施いただいています。
また、国会議員、市会議員の先生方からも普及にご尽力いただいています。
この活動は、我々の身を守るだけでなく将来的には、弱者である我々パーキンソン病患者の人権、尊厳を守る活動にもつながっていくと思っています。
時、おりしも東京オリンピック・パラリンピックを控えて障害者福祉にも拍車がかかってきております。我々患者が人生を人として謳歌するためにも、この活動を支部内にとどまらず、広く全国規模の動きへと拡大することにも力を傾注したいと思っています。
大阪電気通信大学総合情報学部 デジタルゲーム学科倉地先生(グラフィックデザインゼミ)のご指導により、若い学生さんのみずみずしい感性により、ハイセンスなカードが完成しました。
大事に広島県支部内で広めていくとともに、全国にも紹介してまいります。
このように、私たち患者の症状、苦しみに対するご理解が徐々に広がっていくことは、本当にうれしいことです。
改めて感謝申し上げます。
【中国運輸局自動車交通部殿によるバス、タクシー、トラック事業者殿への理解促進活動】
中国運輸局自動車交通部のご尽力により以下の対応を、とっていただきました。われわれ患者にとって大変ありがたく勇気をいただくことができます。深く感謝申し上げます。
【以下、中国運輸局殿からいただいた連絡内容の概要です】
・バス、タクシー、トラック事業者に対しまして、パーキンソン病の理解促進を図るため各事業者団体に対しまして、周知を行いました。
・管内(中国5県)に運輸局の組織として「支局」がありますが、そちらの事務所にも、職員に対する理解の促進とチラシの掲示を行うよう指示しました。
【各支部長へのSOSカードの発送】
参考として、広島県支部が制作したSOSカードについて全国各支部長にサンプルを発送しました。
このカードで統一を図ることを主導するものではなく、友の会が一枚輪となることのきっかけとなることを望んでいます。
【広島市歯科医師会によるポスター配布、および啓蒙】
広島市歯科医師会殿により、市内全歯科医院にポスター配布ならびに、歯科医師としてパーキンソン患者への治療の留意点等をまとめた資料を配布していただきました。
【広島市、廿日市市 各自治体からのご協力】
広島市、廿日市市殿から、啓蒙活動のご協力を賜り、各公民館、学校等へのポスター配布、掲示を実施していただいています。
以下工事中です。
SOSカード印刷用テンプレートを用意しました。
ご希望の方は各自でDL・印刷の上、ご使用ください。
(SOSカードの全体イメージ)